北郷東の歴史

北郷地区の開拓は
明治12年岩手県より移住の稲垣岩松氏に始まり追って近県より渡道した20戸程で
うっそうとした森林を切り拓きやがて緑豊かな土地と化したのであるが
商店というのが無く白石駅前・白石本通まで日用品を求め足を運んだという。

明治20年、福井県より移住した田畑家の4代目田畑由信氏が農業経営の傍ら日用品・雑貨を扱う「田畑商店」(北郷2条6丁目1-1)を興したのが商店として第一号である。

その後、農地も徐々に解放され宅地化されるに伴い商店も増え、昭和43年4月川下踏み切り以北~4条通りをメインとし「北郷東商工会」を設立したのである。

※写真:北郷地区第1号店、田畑商店

昭和45年のいざなぎ景気、48年の石油危機を経験しながら街の活性化、親しまれる明るい商店街をと街路灯の設置、会員の力を結集し共同事業の月掛預金等もし情熱を燃やした事もあったが、誰もが予想もしなかった時世の流れ、道路網の整備、自家用車の急増、大型店の進出とすっかり街の形態も変わり、設立当時の様相に反し北13条北郷通りがメイン化となる。

国の方針、大資本には逆行できないのが残念である。

※写真:昭和52年盛し頃34店舗が立ち並ぶ商店街、川下踏切側より北方向を望む

盛り良き頃の商店街行事

 1月 新年交礼会

 5月 フラワーボックスの設置(街通りに計18個)

 8月 七夕まつり飾りつけ(10mの孟宗竹を街通りに交差)

 8月 ビアガーデン

 9月 親睦旅行

 9月 子供樽みこし渡御 2基(昭和58年本みこし購入)

10月 経営講習会

12月 歳末謝恩大売出し(特賞 現金つかみ取り)

歴代北郷東商工会会長ご芳名

昭和43年 初代会長に  田畑 由信 (田畑商事株式会社・他界)

昭和49年 2代目会長に 増子 政見 (増子製菓店・転出)

昭和51年 3代目会長に 曽根崎 良昭 (そねざき薬粧・転出)

昭和57年 4代目会長に 市川 利治 (元北郷東町内会会長)

平成15年 5代目会長に 鼻野木 辰則  (株式会社はなの木商店)

平成25年 6代目会長に 岩野 克吉  (有限会社花の紫紅堂)

平成29年 7代目会長に 市川 博基  (有限会社市川クリーニング商会)